孤独な自宅療養(新型コロナ感染)
待ちに待ったGWもあっという間に過ぎ去って各事業所様も通常の日々が
戻ったのではないでしょうか。
まあ 世間様では最大10連休っていいますが ほんとの世間は暦通りで
前半、後半が多かったのではないでしょうか。業種によってはGWなん関係ないでしょうから。
さて コラムを2回ほどお休みさせていただきました。
実はちょうどGWと世間が浮かれはじめるころ 新型コロナに感染して床に伏しておりました。
なかなか辛いものがありました。
GW後、各地での感染者数が増加傾向にあります。
そこで今回は、感染後の自宅療養の流れについてまとめをさせていただきます。
事業所様で感染者が出た場合の参考にしていただけたら幸いです。
※下の内容は、千葉県における対応内容となります。各都道府県で対応内容が異なります。
必ず各自治体へお問い合わせ下さい。
①感染経路 不明
心当たりは、症状が出る前週末に出張した際、以前の職場の同僚と2人で焼き肉を食べたこと。
(症状が出た後、同僚に確認。感染はなかったようです)
②発症日 翌週水曜日 夕方
朝の体温 36.2℃ 特に体調に変化はなくいつも通り事務所へ。出がけにちょっと疲労感あり。
夕方になり疲労感が増したため18時に仕事を切り上げ帰宅。体を休めようと21時に就寝。
翌朝、疲労感がとれず 体温確認 39℃。
③発熱外来
発熱時の対応がわからずインターネットで確認。
かかりつけ医がある場合は、まずはかかりつけ医へ相談。
ない場合は発熱相談コールセンターで受診ができる医療機関の紹介を受ける。
かかりつけ医があったので電話で相談。10時で診察予約。
※普段からかかりつけ医をつくっておくことは大切です。
④診察
症状、直近の行動歴を問診票に記入。体温と血液中の酸素飽和濃度を測定。
体温38.8℃ 血中酸素飽和濃度 1回目95 2回目94(通常96以上)
医師から症状からみてコロナ感染の確率は50%と告げられPCR検査を実施。
総合感冒薬、痰のきれをよくする薬 7日分 解熱剤 10回分(1日3回)が処方
「陽性判明から療養終了までの流れ」の書面を渡され帰宅
⑤PCR検査連絡
14時に診察を受けた医師から電話連絡。
陽性でしたので自宅療養して下さい。 ただ それだけを告げられる。
⑥自宅療養開始
一人暮らしなので家族に対する配慮は不要。
この後4日間38℃~39℃の熱が続き かなり体力が消耗される。
一人暮らし故にいろいろと考えてしまいました。
陽性判明後、県から療養にあたっての確認事項が記載されたSMSが届く。
(④診察時に携帯番号を正確に伝えてることが重要)
My HER-SYS(マイハーシス)の登録を求めるSMS及びIDが送られてくる
システムに登録して、毎日の体温、血中酸素飽和濃度の測定値及び体調など療養状況を入力。
(※血中酸素飽和濃度を測定するため「パルスオキシメーター」が県から送られてきます。
指先で簡単に測定可能。私の場合、療養開始3日目に連絡があり、玄関前に置配されました。)
特に50歳以上又は基礎疾患がある場合は、入力データを基に保健所等から電話で、健康状態の
確認が行われます。体温が高く、血中酸素飽和濃度が95以下の場合は、症状が重いと判定され
入院療養への切り替えの判断とされるようです。
私の場合、療養開始3日目に保健所から初めて電話がありました。
当日の体温が高く診察時の血中酸素飽和濃度が低かったため入院も検討されましたが、
電話があったときにたまたま送られてきたパルスオキシメーターの測定値が96あったため
自宅療養が継続となりました。
⑦自宅療養中の配食サービス
インターネットで県へ申し込むことにより配食サービスを受ける事ができます。
一人1回 無料で受けれるサービスです。
レトルトのご飯、お粥、味噌汁、スープ、カレー、スパゲティ、缶詰、チョコレート、
水分補給用のゼリー、スポーツドリンクの粉末等々 10日間の療養期間中に飽きが
来ないように工夫された組み合わせで送付されてきます。
私の場合、申し込みから3日後に連絡があり玄関前に置配されました。
⑧療養終了
a 有症状患者 発症日から10日間が経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合
b 無症状患者 陽性確定にかかる検体採取日から7日間経過した場合。
私は、有症状患者でしたので a の対応となりました。
療養開始5日目に熱が36℃台にさがり8日目に喉の痛み、鼻水等の他の症状の軽快となり
10日間で療養終了となりました。
療養終了となりましたが2~3日は頭がくらくらするなど本調子ではありませんでした。
今のところ後遺症はなさそうです。
※特に保健所からの指示はありません。また、熱が下がった日から保健所からの連絡もなく
自宅療養終了の判断は、上の基準によって自宅療養者自身ですることになります。
⑨その他
療養期間がGWと重なったため幸いにも仕事に大きな影響はありませんでした。
しかし、出かける予定がありましたので事前にJRチケットを購入しておりそちらの
キャンセルができるかどうかが問題となりました。
キャンセルに関しては、JR各社により微妙に違いがあるようです。
また、購入したチケットが乗車券なのか、座席指定券なのかでも違いがあるようです。
取り扱いについては、JRに限らず購入した各会社へ確認する必要があります。
私の場合、JR東日本、JR西日本各窓口へ電話で確認し療養開け後に各社の見解に基づき
My HER-SYS に表示される療養証明を提示してキャンセルの手続きをしました。
キャンセルできるできないにしても 電話対応にて「お大事にして下さい。」この一言が
言えるか言えないかは普段の社員教育の違いだと感じました。
新型コロナの感染予防には細心の注意をしていたつもりですが残念ながら感染して
しまいました。
手洗い、うがい、アルコール消毒、換気とどこかに油断があった結果です。
年齢的に50歳を超えていること、ワクチン接種の3回目がまだなことなども影響して
いるのか熱が下がらず強い不安を感じたのも事実です。
また、一緒に焼き肉をたべた方は心臓に基礎疾患があり、もしも感染してたらと
不安でいっぱいでしたが感染がなかったのが不幸中の幸いでした。
毎日のニュースで感染が当たり前になってしまっている感さえもありますが
感染者個々によって感染後の症状が全く違います。油断は禁物です。
また、感染することによりたくさんの方に迷惑をかけてしまいます。
もう一度、気を引き締めて感染対策と向き合っていきます。